Simplicityをver20140731にバージョンアップしました。
今回の主な変更は以下。
- W3CのHTML5でValidationエラーが出ないように修正
- imgタグのwidth=”xx”、height=”yy”、border=”0″などの書き方を、投稿時取り除く処理追加
- header-insert.php、footer-insert.phpテンプレートファイルの追加
- Simplicityテーマへのリンクをnofollowに
- 子テーマもバージョンアップ
W3CのHTML5に対応
Simplicityをインストールし、サーチフォームを1つにした状態で(初期状態で2つ出るので1つを削除)、無プラグイン状態でW3C Validationエラーが出ないように修正しました。
ただし、プラグイン自体にエラーがある場合はのインストール状態によっては、エラーが出るようになります。(All In One SEO Pack、Download Managerなどで確認)
これを修正しようと思ったのは、コリスのGoogleのアルゴリズムにおける検索順位に影響を与える200+個の要因のまとめという記事の43で以下のような記述があったからです。
43. HTMLのエラー
W3C validationなどによるHTMLのエラーやいい加減なコーディングは質の低いサイトのサインになりえます。多くのSEOの人はこれは弱い品質のシグナルであると考えています。
で、前バージョンのSimplicityでW3C validationを調べてみると次のような状態でした。
これを、以下の状態に修正。
「エントリー/固定ページ」のバリデーション結果。(1 warningと出ていますが、これがエラーも注意も一つもない状態です。)
一覧ページのバリデーション結果。
これで、わずかながらでもSEO的に高評価となるかどうかはGoogle次第です。流石に評価が悪くなることはないと思います。
※ウイジェットやプラグインの導入状態、投稿の内容をによっては、エラーが出るようになります。
imgタグのwidth、height、border属性の記述を投稿時に削除する処理
Windows Live Writerなどを使っていると、画像挿入時に自動的に属性が入ってしまいます。
レスポンシブデザインなどでは、エントリ内のwidth、height属性が邪魔になることもあるので投稿時に削除する処理を追加しました。また、HTML5Validationで注意が出ていたborder属性も投稿時に削除するようにしました。
header-insert.php、footer-insert.phpテンプレートファイルの追加
子テーマ上で<head></head>にちょっとしたタグを加えたい時にheader.phpすべてをカスタマイズファイルとするのは、あまり得策ではないと考え、header-insert.phpを追加しました。
header-insert.phpには、<head></head>内にちょっとしたタグを追加したい時に使用します。こうすることによって、header.phpをカスタマイズすることなく、Simplicityアップデート時にはheader.phpファイルを上書きすることができます。
header-insert.phpファイルと似たような用途で、footer-insert.phpというのも作成しました。これは、</body>手前にちょっとしたタグを挿入したい時に使用します。そうすることで、footer.phpは問題なくアップデートすることができます。(アクセス解析タグを貼り付けるanalytics.phpテンプレートと用途はちょっとかぶっているんだけど、ここら辺はまたいずれ考えます。)
Simplicityテーマへのリンクをnofollowに
フッター部分で、このSimplicityのページにリンクジュースを漏らすのはもったいないのでrel=”nofollow”に変更しました。
子テーマもバージョンアップ
子テーマもバージョンアップしました。子テーマでの編集を推奨するテンプレートファイルを入れてまとめました。