Simplicity2を公開しました。
Simplicity2の子テーマも公開しています。
ただ、Simplicity1の子テーマは、Simplicity2でそのまま利用できません。
というのも、Simplicity2では、Simplicity1ととフォルダ名が違うからです。
- 1のフォルダ名:simplicity
- 2のフォルダ名:simplicity2
あと、高速化のため@importの使用をやめたため、機能に多少の仕様変更もあります。
ですので、Simplicity1で利用していた子テーマをSimplicity2で利用するには、ちょっとした編集作業が必要です。
以下では、Simplicity1の子テーマを、Simplicity2ででも利用できる方法を紹介します。
主な手順
子テーマ以降の主な手順は以下になります。
- Simplicity1で使用していた子テーマをコピーする
- フォルダ名をリネーム
- style.cssのテンプレート情報の変更
- CSSの@import記述を削除
以下では詳しく手順を説明します。
Simplicity1で使用していた子テーマをコピーする
まずは、FTPソフトなどでSimplicity1の子テーマをローカル(PC)にダウンロードします。
当サイトから以前の子テーマをダウンロードした場合は、「simplicity-child」になっているかと思います。
サーバ上の「simplicity-child」は、子テーマのバックアップの意味でもそのまま残しておくことをお勧めします。
フォルダ名をリネーム
ダウンロードした子テーマのフォルダ名を「simplicity2-child」あたりに名前を変更します。(フォルダ名はなんでもOK)
あとは、このフォルダ内のファイルに対して編集を加えていきます。
style.cssのテンプレート情報の変更
リネームしたフォルダのstyle.cssをエディターなどで開いてください。
中にある以下の部分を
Template: simplicity
以下のように変更します。
Template: simplicity2
「Template」部分の「simplicity」を「simplicity2」に変更しただけです。
変更は基本的にこれだけでもOKです。
ただ、Wordpressのテーマ一覧に表示される名前もSimplicity2用の子テーマとわかりやすいように「Theme Name」も変更しておいた方が良いかもしれません。
僕は「Simplicity child」→「Simplicity2 child」といったように変更しました。
必ず変更する必要はありませんが、バージョン情報も変更した日あたりにしとけば良いかと思います。
CSSの@import記述を削除
Simplicity2では、多少なりともサーバーの呼出時間が速くなるように、速度パフォーマンスが悪くなる、@importを使用しなくても利用できるように親テーマ側を改善しました。
Simplicity1子テーマでは以下のファイルで@importを利用していました。
- style.css
- mobile.css
- responsive.css
これらのファイルをテキストエディターなどで開いて@import部分を削除します。
style.cssだと以下の部分、
@import url("../simplicity/style.css");
mobile.cssだと以下の部分、
@import url("../simplicity/mobile.css");
responsive.cssだと以下の部分を削除します。
@import url("../simplicity/responsive.css");
Simplicity2では「@import部分の削除作業」を行わなくても、おそらく正常にスタイルの表示はされると思います。ただ、二重に読み込まれることになるので、多少のパフォーマンス向上のためにも、削除しておいた方が良いかと思います。
まとめ
こんな感じで、それほど難しい編集ではないかと思います。
テーマファイルの編集に慣れている人であれば5分、慣れてない人でも10分がくらいで、行えるかと思います。
なお、Simplicity2では、テーマカスタマイザーの保存方法を統一したため、テーマカスタマイザーの再設定も必要です。
Simplicity1→2へ移行した場合は、カスタマイザー設定の確認をおすすめします。
カスタマイザーのお勧めの設定手順は以下。
再設定が必要な項目は以下。
コメント
このページですが4か所 [email protected]� となっていて表記が崩れています。
どうやら、クラウドフレアの不具合で、「@import+日本語」がEメールと誤認識されて[email protected]に変換されていたようです。
CloudFlare導入で本文が[email protected]表示になる場合の対処法
設定を修正しておきました。
教えていただきありがとうございます!