今回は、Simplicityを利用する前に、注意していただきたい点をいくつか紹介したいと思います。
あとで、「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、さっと、目を通していただけると幸いです。
ブログカード利用時の注意
Simplicityのブログカードは、Wordpressエディターなどに、以下のようなURLを入力すると、そのページの紹介カードが自動で作成される機能です。
こんなふうにカードが表示される。
ただこの機能、Simplicityが独自に追加した機能です。
テーマを他のものに変えた場合は、ただ単にURLが表示されるだけになるので注意が必要です。
というわけで、Simplicityカスタマイズのブログカード機能は、デフォルトでオフになっています。
もし、今後テーマを変更する可能性がある場合は、ブログカードを有効にする前に一考する必要があると思います。
けれどもし、ブログカードを利用していて、他のテーマに移行する場合は、カスタマイズ方法も紹介しているので、それを参考にテーマのカスタマイズをして表示させるということもできると思います。
アドセンスポリシー違反に注意
Simplicityを利用する前に、Googleのアドセンスプログラム ポリシーを必ず読んでおくことをお勧めします。
Simplicity作成の際、広告配置でアドセンスポリシーには違反しないようには作っているつもりです。
ただ、テーマのカスタマイズ状況によっては、ポリシー違反になることもあるので注意が必要です。
たまたま、見かけたことのあるサイトですと、以下のような違反になっているサイトもありました。
広告のラベルが「スポンサーリンク」と「広告」以外
ポリシーに関するよくある質問にて、広告ラベルについては以下のように書かれています。
どのようなラベルを広告の上部に追加できますか?
いかなる場合でも、ユーザーの誤解を招くような手法は禁止されています。広告上部のラベルとして許可されるのは、「スポンサーリンク」または「広告」のみです。
Simplicityでは、広告のラベルをカスタマイズから変更できるようになっていますが、推奨するのは「スポンサーリンク」か「広告」のみです。
その他には、「スポンサードリンク」、「SPONSORDLINK」なども見かけますが、ここら辺までは、ギリギリOKのような気もします。(ポリシーに書いてない以上、グレーなのかも。)
ただ、ラベルをこれら以外のテキストにしている場合は、即アドセンス停止の可能性もあるので注意してください。クリックを促すような文言が書いてある場合はかなりヤバイです。
カスタマイズなどで広告が4つ以上表示されている
テンプレートファイルにアドセンスタグを貼り付けることにより、1ページ上に3個より多くのアドセンス広告が表示されているページを見かけることがあります。
アドセンスは、その仕様上、5つまで広告を表示できるようにはなっていますが、4つ以上表示している場合は、ポリシー違反です。(※特別にGoogleから許可を得たサイト以外)
1 ページに配置可能な広告の上限の文章を引用すると以下のようになります。
現在、AdSense で 1 ページに配置可能なコンテンツ向け AdSense ユニット、リンクユニット、検索ボックスの上限はそれぞれ次のとおりです。
- コンテンツ向け AdSense ユニットは 3 つまで
- リンクユニットは 3 つまで
- 検索ボックスは 2 つまで
違反していると改善を促すメールなどが送られてくるので注意しましょう。
広告にサブメニューなどがかぶっている
Simplicityではカスタマイズから、1ページになるべく3個広告が表示される「パフォーマンス追求広告」に設定することができます。
設定すると、リストのトップなどに、広告が表示されます。
ただ、グローバルナビのメニューなどで、サブメニューを設定している場合は、メニューの広告にかぶらないように注意が必要です。
これは、広告の誤クリックが誘発されるので、ポリシー違反になっています。サイドバートップに広告を設置している場合も注意してください。
詳しくは以下を参照してください。
古いサーバーを利用している場合は注意
先日、フォーラムにて、一部古いサーバーでFont Awesomeなどのウェブアイコンフォントが表示されないという不具合が報告されました。
このような感じになります。
詳しく調べてみると、アイコフォントのクロスドメイン問題による不具合のようです。問題のページをブラウザの開発者ツールで検証してみたので、おそらく間違いないと思います。
この問題は、一部さくらサーバーで確認されました。その他にもいろいろサイトを見ていたら、ロリポップサーバーでも同様の不具合か発生しているのを見つけました。
そこで、それら不具合が出ているサイトを詳しく調べてみると、どのサイトも古いサーバーを使用していることがわかりました。それらのサーバーナンバーとドメインの取得日からみて、不具合の起きているサイトは両方とも、2005年頃取得されたレンタルスペースのようでした。それらサーバーの古い設定により、クロスドメイン問題が起こっているように思います。(詳しくはわからないので推定です。)
なので、最近さくらかロリポップでサーバを取得された方は全く問題がないと思われます。ここ数年以内に取得したサーバーであれば、おそらく大丈夫かと思います。現にほとんどのサイトで正常動作しているようです。
2005年頃と言えば、Font Awesomeのようなウェブアイコンフォントのウの字もない時代です。当時のサーバー設定状況では、こういった事は致し方ないことだと思います。
古い設定で動いているサーバーは、運営元が設定を変更してしまうと共有サーバー内で動いているプログラムが正常動作しなくなる恐れがあります。ですのでサーバーの運営元が設定を変更することも期待できません。
というわけで、古いサーバーを利用している場合は、SimplicityのSNSアイコンが表示されない可能性がありますので注意が必要です。(最近の多くのテーマはFont Awesome等を利用しているので、それらのアイコンフォントを利用したテーマのほとんどがNGになると思います。)
ただもしアイコンフォントが表示されなくても、以下のような対処方法はあります。
対処方法が面倒な場合は、新しいサーバーを取得した方が手っ取り早いかもしれません。
利用でアクセスが増えるわけではないので注意
Simplicityは、テーマ側で行えるSEOの最適化を行っているつもりです。
自分のサイトでも使っているテーマなので、なるべく検索順位が上がるようにと作ったテーマではあります。
ただ、所詮はただのテーマにすぎません。良質のコンテンツと被リンクには100%かないません。
なので、Simplicityにしたからといってアクセスアップするとは限りません。逆に、下がる可能性だってあります。
ですので、現在Wordpressで運営がうまくいっているサイトでSimplicityに変更を考えている場合は、テーマを変更する必要はないと思います。というか、何事もうまくいっているうちは、変えないのが最も無難かと思います。
また、以下に素晴らしいテーマもいくつか紹介しているので、それらも検討してみることをお勧めします。
まとめ
今回思いついたSimplicity利用前の注意点は以上です。
以上のことを踏まえた上で、Wordpressライフの助けになるテーマとなってくれればと思います。
また、何か思いついたら加筆していきたいと思います。